
今回の事の発端は、FNNのニュースが出典になります。 この時既に既に当会には、Z-factoryのT女子から、『多摩川ガサガサ探検隊』への協力を要請されていました。 そのような中で、以前から関西支部で捕獲を狙っていた「アリゲーターガー」が、都内に現れたと言うのです。 可能でしたら、そのニュースの内容をここへ書きたいのですが、それは著作権法違反なってしまいますので、私が要約しますと、大田区呑川の川縁を投稿者が散歩していたところ、なにやら巨大な魚影を発見し、持っていたカメラで撮影したようです。 その画像をFNNへFAXしたところ、FNN取材班が撮影に向かい、偶然その時仲良く泳いでいる二匹のアリゲーターガーを発見、撮影する事ができました。
其れをFNNのニュースで流した映像を見たT女子は、「このアリゲーターガーを捕獲できないか?」と、当会へ連絡を入れてきました。 その時は、状況を把握仕切れませんでしたので、即答する事は避け色々下調べを行いました。
先ずは、太田区役所へ連絡を居れ、川へ下りる事が可能か、また漁業権等が発生せずアリゲーターガーの捕獲の許可が下りるかどうか等を聞き、また、呑川の会と言うサイトの存在を知り、其処へも連絡を居れ捕獲したい旨伝えました。 色々調査した結果、関東支部の人数だけでは足りない事をT女史には伝え、人数さえ集まれば捕獲できると回答いたしました。

7月某日、当会では現場視察と打ち合わせを兼ねて、T女史と合流し呑川へ出かけました。 既にZ-factoryでは発見しており、その発見場所での水深等のデータを取り、近所の方に色々話を聞く事が出来ました。 その内容は、
- 大潮の時現れる
- 150cmクラスのガーパイクが居る
- 今までいた緋鯉が全く居なくなっている
- コガモの数も減っている
- 数年前から発見されている
- 晴天より曇天の方が良く現れる
- 河口のほうから現れ、何時の間にか居なくなっている
これらの情報を元に、T女史・S氏と捕獲について打ち合わせを行ったのですが、如何せんやはり捕獲する人数が足らないと言う事になり、増員する人数は制作会社にお任せする事で、今回は話が終わりました。 後日T女史にメイルにて、「
増員の件は川崎漁協が協力していただける事になった。 ただ、漁協として公に協力すると他の漁協との軋轢が生じるので、密放流について考える会主体で動いて欲しい。 また後日日程は連絡する。」との、返事をいただきました。 また、漁協側の要望ではアリゲーターガーは撲殺し、食べるとの事でしたのですが、それでは当会での趣旨とは違いますので、飼育者を当会で見つけるので生かしてままでの捕獲をお願いしたい旨を伝えました。 数日後、捕獲の日程をメイルでいただき、決行日は8月1日の大潮の日と決まりました。 そして、当会が主体ではなく、川崎漁協が主体で動く事になっていました。 その理由ですが、最近河川の改修工事の方がこの呑川の増水で流され溺死した事から、素人が下りる事がよくない印象を持ったようです。 そのため、制作会社として事故が起こらないよう、川のプロである川崎漁協に全てお任せする事にしたようです。

当日、AM5時に集合いたしました。 既に取材班は到着していましたが、川崎漁協の方達はまだ到着していませんでした。 その間、私は呑川の状態を見ていましたが、このAM5時と言う時間は満潮時にあたり、呑川の水深は干潮時と比べて150cmは違うようでした。 この状態ではもしアリゲーターガーを発見できても、途中に段差が障害となりとても捕獲できそうもありません。 そうこうしている内に、川崎漁協の方達が到着し、今回の捕獲が無事上手く行くように願いながら、多摩川漁協のY氏を挨拶を交わし、早速其れぞれ捕獲へ向かい、用意を始めました。

水面を見続けること数時間、私達の中では「もう駄目かな」と思い始めていました。 犬走りもすっかり現れる程水位は下がっていました。 静かな水面を鴨が泳いでいます。 その時、河口付近を見ていたボランティアの高校生から、「魚影を見つけた」と言う報告が入りました。 先ずはその存在を見失わない様にマーカーを付けると言う事でした。 早く言えば、金魚をアリゲーターガーに食べさせ、それに浮きを付ける事で見失わない様にする事です。 早速金魚を下ろし、更に漁協の若手も川へ下りました。 之は、アリゲーターガーが現地点から上流へ行った時、直ぐに定置網を仕掛け、河口へは戻れないようにするためです。

そして、ついにアリゲーターガーは私達の前にその姿を見せました。 そして、バコ!!!と水面で呼吸をし、金魚を狙い、、、が、思いっきりスルーされてしまいました。 金魚を食べてくれない限り、マーカーをつける思惑は外れてしまい、結局マーカーを付ける事は断念せざる負えませんでした。 マーカーが駄目になると、後は魚影を見失わない様に上から目視するしかありません。 私達は、上からアリゲーターガーの位置を犬走りに下りたY氏へ、伝えながら上流を目指しました。 Y氏は、刺し網を準備しアリゲーターガーを捕獲しようと取り囲みましたが、アリゲーターガーは上手く網を交わしたり、犬走りの下に出来ている窪みに隠れたりと、中々捕獲する事が出来ません。

何度かそのような失敗を繰り返すうち、水も濁ってしまい完全に見失ってしまったようでした。 すると、下流の方で川崎漁協の若手が「こちらに居ます」と叫んでいました。 その声を聞いてY氏は下流に向かって走り出し、刺し網を仕掛けたところまで戻りました。 確かにアリゲーターガーは定置網の前で行ったり来たりしていていました。 刺し網での捕獲を諦めたY氏は、タモ網を取り出し捕獲できた事は、宇宙船地球号をご覧になった方はご理解いただけると思います。

用意してある幅116cmのプラ舟に水を張り、捕獲したアリゲーターガーを入れました。 そのプラ舟の大きさから、大体のサイズが115cmくらいと判断できました。 想像以上のサイズです。 そして犬走りから魚をどうやって持ち上げるかですが、用意してある魚用の麻酔薬FA100を使用し魚を大人しくさせ、丈夫な網で持ち上げる事になっていたようです。 その袋を包む様に持ち上げる事で、魚にダメージをあまり与えないで持ち上げられると判断したようです。

無事持ち上げる事の出来たアリゲーターがは、実測で114cmありました。 捕獲活動を見ていた方達もその大きさに驚嘆したようです。 その後、180cmの水槽を持ってきた魚を引き取って頂く方へ、アリゲーターガーをお渡しし、今回の計画は大成功のうちに終わりました。 最後に、当会からの無理な要望に快く応じて頂いた川崎漁協のY氏、またこのような機会を与えていただきましたZ-factoryの皆様に、心から感謝いたします。

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