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熱帯魚をご購入の前に

 本来なら個人の楽しみである趣味に口を挟む問題事は大変失礼な事だと言うことは重々承知しておりますが、密放流の禁止を呼びかけている立場として、魚を購入される時に次のような点を良く調べて購入されることをお勧めします。
  1. 飼育候補魚がどれくらいのサイズになるか事前に調べて購入する。
  2. 飼育候補魚は他の魚を攻撃しないか、既に飼育している魚との相性を調べる。
  3. 飼育候補魚の主食は何か、将来において餌代が経済を圧迫しないか?
  4. 設備環境が飼育候補魚を飼育するに十分なサイズなのか、またはサイズ変更できるかどうか?
 当サイトではペットの飼育は『終生飼育』が基本姿勢だと思っておりますので、『とりあえず飼育しておいて、後はなんとかなる』と言うような、感覚での飼育は思いとどまって欲しいと思います。 既に大型水槽を確保している方、または確保する手段が整っている方のみ飼育していただきたいと思います。

 意外と多いのが、大型化する熱帯魚の幼魚を購入する際に、最初のうちは水槽が寂しいことからついつい複数匹購入してしまい、あとで何れの個体も大きくなってしまい手におえなくなるケースも良く耳にします。 その魚達が最終的にどの程度のサイズまで成長するかを十分にイメージした上で購入されることをお勧めします。 飼育候補魚の下調べはインターネットの各サイトで調べる事でかなりの情報を得ることが出来ますが、ショップでのアドバイスも重要です。

 ところが自分が個人的に調べた情報と明らかにショップの情報が違う事があります。 例えば『小さい水槽でも飼える』とか、『何匹でも収容できる』とか、商売熱心なアドバイスをするようなショップも存在します。 このようなショップは、その商売に対する基本姿勢を見直さなければならないショップであると思います。

 私たちはこの様なショップへの対応も考え関係省庁へアピールしたいと思っております。 その結果関係省庁からショップへの販売方法に関する通達や、購入者に対しての正しい飼育方法の告知義務等が法令化される事を望んでいますが、それまでは自衛手段として、そのようなショップでは購入しない事が最善の策だと思っております。

シルバーアロワナ

 シルバーアロワナは1980円とかでホームセンターでもよく見かける魚ですが、この魚に『幅180cm*奥行き90cm*高さ60cm』と言ったサイズのオーバーフロー水槽を与えて単独で飼育される人が国内にどれくらい居るでしょうか? 現実問題として、水槽の設備が数10万円と言う高額になりますが、元々の魚の値段を考えて投資を渋る方は一般的な金銭感覚で考えれば、悲しいことですがノーマルな感覚だと思います。 シルバーアロワナも大きくなる魚で、普通に飼育してても60cmを軽く越えてしまいます。 体が柔らかいので『幅120cm*奥行き45cm*高さ45cm水槽』で飼育が可能なような記述を見ますが、シルバーアロワナでも成長に伴って体に厚みが出てきますと、やはり体が硬くなってしまい、ターンが困難になりますので、最終的にはミニマムサイズで『幅150cm*奥行き70cm*高さ60cm水槽』で、単独飼育がギリギリではないかと思います。 

アリゲーターガー

 アリゲーターガーは数千円で幼魚が販売されてますし、成長も早く良く言われる水槽のサイズで魚が自分の成長を止めると言うことを彼らは、水槽のサイズに関係なく巨大化します。 ガーの場合その体の硬さから最低でも体長と同じ奥行きが必要ですので、大きくなった個体を見ていますと、アリゲーターガーのミニマムサイズで『幅200cm*奥行き150cm*高さ60cm』が最低限の水槽のサイズだと思います。 

レッドテールキャット・タイガーシャベル

 レッドテールキャットに到っては、膨大な食欲に餌代が続かなくなるのではないでしょうか? この魚も『幅180cm*奥行き90cm*高さ60cm』はないと飼育が困難だと思いますし、その食欲に見合った排泄物でかなり水を汚しますからオーバーフローに切り替えないと水質の維持が困難だと思います。 タイガーシャベルも千円越えた辺りで販売されるのを見かけますが、『幅120cm*奥行き45cm*高さ45cm水槽』で70cmまで成長してしまっていました。 

オスカー

 この魚は幼魚が500円前後で販売されていますが、なんでもパクパクたべて、飼育していて餌やりの楽しみとかはありますが、やがて30cm程度に成長してしまいます。 性格は弱いものはとことん虐め、強い魚と汲み合わせるとビビってしまい餌も食べずに横倒しになってしまうという、以外と混泳し難い魚です。 単独飼育でも60cm標準水槽では濾過設備が追いつかないでしょう。 ミニマムサイズで『幅60cm*奥行き45cm*高さ45cm水槽』が必要かと思われますが、あくまでもこれは単独の話で、その販売価格の安さからついつい数匹単位で購入してしまいますよね。 しかも丈夫なためいずれもスクスクと育ってしまい、テリトリー争いが勃発してしまいますので結局『幅90cm*奥行き45cm*高さ45cm以上の水槽』を用意しなければならず、やはり大型設備一式で3万円近くは掛かってしまいます。  オスカーに限らず、アメリカンシクリッドはテリトリーが強く排他的で喧嘩も激しいので、手放す人も多い様です。 

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2008,06,01, Sun 16:31
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