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 前回に続き、私「海月」が報告させていただきます。

多摩川某所全景

 8月3日、東京と神奈川の境になる多摩川某所へ、AM10時に集合しました。 今回の目的は大型魚ではなく、タモ網で水草が生い茂る中をガサガサし、どのような外来魚が生息しているのかを主目的とし、また、川崎漁協のご協力にて、子供達に【川遊び】の仕方を教える事も、今回の目的の一つです。 そのため、多くの家族連れの方をお誘いし、参加していただけました事を先ずは御礼申し上げます。 また、今回画像の提供をしていただきました美夜様、ありがとうございました。

ライフジャケット

 先ず、ガサガサをするために必要なものは、「タモ網」です。 之は昆虫等を採集する丸網とは違い、「三角網」と言われるタイプが使用しやすいと思います。 洋服は何でも良いのですが、靴は運動靴か、胸まであるウェダーが良く、その上からライフジャケットを着用します。 サンダルは勿論の事、実は長靴も川へ入るには、水の抵抗を受け動きにくいので、使用しないほうが無難だと思います。 採集方法は、タモ網に向かい、足で草むらの中をガサガサし、その中に隠れている魚を追い込むだけなので、誰でも簡単に出来ると思います。 また当日は、この夏の中でも特に暑い日でしたので、水分の補給は確実にする事が必要です。 更に、熱中症対策の為にも帽子着用が必須でした。

今回捕獲された魚達

 今回の参加者は、大人16名・子供7名でした。 ただ、全員が川へ入れた訳では在りません。 実際の採取者は10名程度で、川崎漁協からも数人参加していただきました。 また川崎漁協のご協力にて、昨晩から刺し網を仕掛けていただき、様々な種類の収穫がありました。 捕獲できた外来魚は、「カムルチー」・「ブルーギル」・「エンゼルフィッシュ」・「グッピー」・「アメリカザリガニ」になります。 実際の捕獲人数・活動時間・季節等を考慮すると、「タマゾン川」の名に恥じない捕獲だと思われます。 在来種としては「マナマズ」・「ジュズカケハゼ」「モツゴ」・「ギンブナ」・「アブラハヤ」・「スジエビ」・「タモロコ」・「」等が採集できました。 また、変わった所では、「ヤゴ」・「スッポン」も刺し網の中に入っていました。 また、画像はありませんが「ミナミヌマエビ」や種を道程できない稚魚は沢山採集されています。

エイエイオー!

 ところで、在来種として判断しては居ますが、国内外来種と言える生物をご存知ですか? この川は鮎が戻ってきたと、一時期騒がれました。 しかし、この鮎も実は国内外来種なのです。 また、ナマナズや鯉も国内外来種の可能性は非常に高いと思われます。 これは、どこの内水面でも行われている事なのですが、漁業を生業とするためには魚影が濃くなければ、仕事としては生計が成り立ちません。 そのため、様々な魚を放流してきたのです。 一旦その水系から居なくなってしまった在来種は、再び元のDNAを回復させる事は出来ません。 他の水系からこれらの魚を放流すれば、遺伝子レベルの交雑が起こってしまいます。 実は、この多摩川も高度経済成長の中で、一時期汚染が酷く、とても生物が棲む事ができるような川では在りませんでした。 それでは良くないと、今まで垂れ流し状態だった家庭排水を浄化し、多摩川に戻す事で川の水は綺麗になったのです。 さらに、多摩川ならではの特殊な環境もあったようです。 と言うのも、この川上流の奥多摩から殆ど水の流入は無いそうです。 かなりの部分で工場排水や生活排水が占めているようです。

捕獲風景

 そのため、ここで一つの誤算が生じました。 家庭排水には風呂等に使用した温水も含まれます。 この温水の効果で浄化も進むのですが、そのままの水温で川へ戻す事は、冬場での川の水温を上げてしまう結果になります。 そのため、密放流された熱帯魚は綺麗になった家庭排水が排出される所へ集まり、越冬が可能となってしまいました。 実は当日の水温は摂氏28度ありました。 川崎漁協の話では、浄化された家庭排水が排出される場所では、冬季でも摂氏20度くらいあるようです。 実際私の経験では、熱帯魚と言われる生物は、段々水温が下がる環境下に於いて、小型の種では摂氏18度、中大型魚では15度までなら生き残る可能性が高い水温です。 20度でしたら確実にどんな魚でも越冬できるでしょう。

おさかなポスト

 実は、多摩川漁協では「おさかなポスト」と言うものを設置しています。 その名のとおり、「飼育できなくなった魚は、多摩川へ密放流する前に、このポストへ入れてください」と言う趣旨のもと、密放流を減らす努力をなさっています。 私たちが多摩川でガサゴソしている間に「レッドテールキャット」が、この中へ捨てられていました。 実は到着後私はこの場所を撮影の為に来ていました。 その時は金魚が数匹泳いでいました。 恐らくこの金魚も捨てられた魚だと思います。 その金魚が一匹も居なくなり、その代わり、レッドテールキャットが入っていました。 恐らく食べれられてしまったのだと思います。 漁協の話では、先週はシルバーアロワナが、その前は300匹近いグッピーが、、、信じられますか? でも、信じる要因は私達が直に体験したのです。 最後に美味しい鮎を提供して頂く共に、いろりろな面でサポートしていただいた、川崎漁協の皆様・factoryの皆様に心から感謝いたします。

鮎の塩焼き

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2008,08,03, Sun 21:35
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呑川

 今回の事の発端は、FNNのニュースが出典になります。 この時既に既に当会には、Z-factoryのT女子から、『多摩川ガサガサ探検隊』への協力を要請されていました。 そのような中で、以前から関西支部で捕獲を狙っていた「アリゲーターガー」が、都内に現れたと言うのです。 可能でしたら、そのニュースの内容をここへ書きたいのですが、それは著作権法違反なってしまいますので、私が要約しますと、大田区呑川の川縁を投稿者が散歩していたところ、なにやら巨大な魚影を発見し、持っていたカメラで撮影したようです。 その画像をFNNへFAXしたところ、FNN取材班が撮影に向かい、偶然その時仲良く泳いでいる二匹のアリゲーターガーを発見、撮影する事ができました。

 其れをFNNのニュースで流した映像を見たT女子は、「このアリゲーターガーを捕獲できないか?」と、当会へ連絡を入れてきました。 その時は、状況を把握仕切れませんでしたので、即答する事は避け色々下調べを行いました。

 先ずは、太田区役所へ連絡を居れ、川へ下りる事が可能か、また漁業権等が発生せずアリゲーターガーの捕獲の許可が下りるかどうか等を聞き、また、呑川の会と言うサイトの存在を知り、其処へも連絡を居れ捕獲したい旨伝えました。 色々調査した結果、関東支部の人数だけでは足りない事をT女史には伝え、人数さえ集まれば捕獲できると回答いたしました。

河口へ行かないように張った刺網

 7月某日、当会では現場視察と打ち合わせを兼ねて、T女史と合流し呑川へ出かけました。 既にZ-factoryでは発見しており、その発見場所での水深等のデータを取り、近所の方に色々話を聞く事が出来ました。 その内容は、

  1. 大潮の時現れる
  2. 150cmクラスのガーパイクが居る
  3. 今までいた緋鯉が全く居なくなっている
  4. コガモの数も減っている
  5. 数年前から発見されている
  6. 晴天より曇天の方が良く現れる
  7. 河口のほうから現れ、何時の間にか居なくなっている
 これらの情報を元に、T女史・S氏と捕獲について打ち合わせを行ったのですが、如何せんやはり捕獲する人数が足らないと言う事になり、増員する人数は制作会社にお任せする事で、今回は話が終わりました。 後日T女史にメイルにて、「増員の件は川崎漁協が協力していただける事になった。 ただ、漁協として公に協力すると他の漁協との軋轢が生じるので、密放流について考える会主体で動いて欲しい。 また後日日程は連絡する。」との、返事をいただきました。 また、漁協側の要望ではアリゲーターガーは撲殺し、食べるとの事でしたのですが、それでは当会での趣旨とは違いますので、飼育者を当会で見つけるので生かしてままでの捕獲をお願いしたい旨を伝えました。 数日後、捕獲の日程をメイルでいただき、決行日は8月1日の大潮の日と決まりました。 そして、当会が主体ではなく、川崎漁協が主体で動く事になっていました。 その理由ですが、最近河川の改修工事の方がこの呑川の増水で流され溺死した事から、素人が下りる事がよくない印象を持ったようです。 そのため、制作会社として事故が起こらないよう、川のプロである川崎漁協に全てお任せする事にしたようです。

マーカー

 当日、AM5時に集合いたしました。 既に取材班は到着していましたが、川崎漁協の方達はまだ到着していませんでした。 その間、私は呑川の状態を見ていましたが、このAM5時と言う時間は満潮時にあたり、呑川の水深は干潮時と比べて150cmは違うようでした。 この状態ではもしアリゲーターガーを発見できても、途中に段差が障害となりとても捕獲できそうもありません。 そうこうしている内に、川崎漁協の方達が到着し、今回の捕獲が無事上手く行くように願いながら、多摩川漁協のY氏を挨拶を交わし、早速其れぞれ捕獲へ向かい、用意を始めました。

親子鴨

 水面を見続けること数時間、私達の中では「もう駄目かな」と思い始めていました。 犬走りもすっかり現れる程水位は下がっていました。 静かな水面を鴨が泳いでいます。 その時、河口付近を見ていたボランティアの高校生から、「魚影を見つけた」と言う報告が入りました。 先ずはその存在を見失わない様にマーカーを付けると言う事でした。 早く言えば、金魚をアリゲーターガーに食べさせ、それに浮きを付ける事で見失わない様にする事です。 早速金魚を下ろし、更に漁協の若手も川へ下りました。 之は、アリゲーターガーが現地点から上流へ行った時、直ぐに定置網を仕掛け、河口へは戻れないようにするためです。

呑川を泳ぐアリゲーターガー

 そして、ついにアリゲーターガーは私達の前にその姿を見せました。 そして、バコ!!!と水面で呼吸をし、金魚を狙い、、、が、思いっきりスルーされてしまいました。 金魚を食べてくれない限り、マーカーをつける思惑は外れてしまい、結局マーカーを付ける事は断念せざる負えませんでした。 マーカーが駄目になると、後は魚影を見失わない様に上から目視するしかありません。 私達は、上からアリゲーターガーの位置を犬走りに下りたY氏へ、伝えながら上流を目指しました。 Y氏は、刺し網を準備しアリゲーターガーを捕獲しようと取り囲みましたが、アリゲーターガーは上手く網を交わしたり、犬走りの下に出来ている窪みに隠れたりと、中々捕獲する事が出来ません。

手網での挑戦(失敗)

 何度かそのような失敗を繰り返すうち、水も濁ってしまい完全に見失ってしまったようでした。 すると、下流の方で川崎漁協の若手が「こちらに居ます」と叫んでいました。 その声を聞いてY氏は下流に向かって走り出し、刺し網を仕掛けたところまで戻りました。 確かにアリゲーターガーは定置網の前で行ったり来たりしていていました。 刺し網での捕獲を諦めたY氏は、タモ網を取り出し捕獲できた事は、宇宙船地球号をご覧になった方はご理解いただけると思います。

タモ網での挑戦(成功)

 用意してある幅116cmのプラ舟に水を張り、捕獲したアリゲーターガーを入れました。 そのプラ舟の大きさから、大体のサイズが115cmくらいと判断できました。 想像以上のサイズです。 そして犬走りから魚をどうやって持ち上げるかですが、用意してある魚用の麻酔薬FA100を使用し魚を大人しくさせ、丈夫な網で持ち上げる事になっていたようです。 その袋を包む様に持ち上げる事で、魚にダメージをあまり与えないで持ち上げられると判断したようです。

捕獲したアリゲーターガー

 無事持ち上げる事の出来たアリゲーターがは、実測で114cmありました。 捕獲活動を見ていた方達もその大きさに驚嘆したようです。 その後、180cmの水槽を持ってきた魚を引き取って頂く方へ、アリゲーターガーをお渡しし、今回の計画は大成功のうちに終わりました。 最後に、当会からの無理な要望に快く応じて頂いた川崎漁協のY氏、またこのような機会を与えていただきましたZ-factoryの皆様に、心から感謝いたします。

バンに積んだ180cm水槽

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2008,08,01, Fri 23:58
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